ソフトウェアエンジニアの日常の雑記

日々思ったことをまとめます

MozillaとGoogleの契約が切れるとの報道についてちょっとだけ考えてみた

TechWaveでFirefoxがピンチ シェア低下、人材流出、Google契約打ち切りで【湯川】MozillaGoogleの契約がきれるとの記事が週末にでましたが、ちょっと整理。

外部の人間なんでMozillaが表に出してる情報からしか推測できませんが、Mozillaは多分大丈夫。

  • シェアはChromeに抜かれてもまだ22%の近くのシェアがある。このデフォルト検索エンジンが欲しいところはいくらでもある。候補としてはBingをもつMicroSoft。
  • 人材の流出は今に始まったことではない。Googleも人材流出は結構あるし、Mozillaも今年に限らず何度もメインの開発者がMozillaを去っている。しかし、ラピッドリリースは守られリリースを重ねるごとに性能等もよくなっている(マルチプロセスを中止したのは残念だったが)。すでにFirefoxの開発がラピッドリリースの体制になっていることは一人の開発者への依存度を下げる為であったのかもしれない。

なので、まぁ当分MozillaFirefoxも大丈夫。Google選択と集中の中でFirefoxにお金を出したくないのはなんとなく理解できますね。80億円近くをMozillaに支払ってますから。でもGoogleは、9000億ドル近くの売上があるんですからカユイくらいだとは思いますけど。
まぁなんにせよ、開発体制にしろ、資金面にしろ、今のFirefoxのシェアではまったく問題がないんだと思います。